Pitta steerii – ソライロヤイロチョウ

Pitta steerii – ソライロヤイロチョウ

Scientific Name: Pitta steeriiEnglish Name: Azure-breasted PittaObserved in: PICOPLocal Status: EndemicObserved Timing: Jun-24 今回の探鳥の最大の目的でした。ソライロヤイロチョウ。石灰岩の森に生息しており、体色はその影響を受けているのでしょうか。。他のヤイロチョウには見られない光り輝く水色をしています。素晴らしいです。出てきてくれた鳥たちとガイドに感謝するばかりです。

Aethopyga linaraborae

Aethopyga linaraborae

Scientific Name: Aethopyga linaraboraeEnglish Name: Lina’s SunbirdObserved in: ComValLocal Status: Endemic in MindanaoObserved Timing: Jun-24 今回の探鳥で最も良い意味で不意を突かれたのが当種でした。なんて美しいタイヨウチョウなんでしょう! 海外の探鳥に出かける際には、事前予習をするためにガイドブックを買いますが、それにも掲載されておらず、知る人ぞ知る隠された宝石のような鳥です。準絶滅危惧種でミンダナオのごく限られた地域にのみ生息しています。 森林破壊の進む現地ですが、どうかこの先も残ってくれることを切に願うのみです。

Ceyx argentatus – セジロカワセミ

Ceyx argentatus – セジロカワセミ

Scientific Name: Ceyx argentatusEnglish Name: Southern Silvery-KingfisherObserved in: PICOP, Davao CityLocal Status: Endemic in MindanaoObserved Timing: Jun-24 今回最も見たかった鳥の1つが当種セジロカワセミでした。小さい体に不釣り合いな長いクチバシと、赤い足がなんとも可愛い。準絶滅危惧種です。PICOPでは川の対岸に餌渡しをするペアも見ることができましたが、如何せん遠く、いい写真にはなりませんでした。この写真は分け合って延長滞在することとなったDavao近郊で撮影したものです。鳴き声はするが姿を見つけられず、諦めかけていたところ、妻のファインプレーが炸裂しました。

Harpactes ardens – バラムネキヌバネドリ

Harpactes ardens – バラムネキヌバネドリ

Scientific Name: Harpactes ardensEnglish Name: Philippine TrogonObserved in: PICOPLocal Status: EndemicObserved Timing: Jun-24 PICOPでの疲れがたまってきた、切り上げ間際のガイドのファインプレーでした。光の差し込みづらい木々の間に留まっていたのは、すごい色の取り合わせをした当種です。ピンク色のエリマキをして、どぎつい青紫のアイシャドーに黄色いクチバシ。そして赤い腹部。自然の神秘です。

Penelopides affinis – ミンダナオカオグロサイチョウ

Penelopides affinis – ミンダナオカオグロサイチョウ

Scientific Name: Penelopides affinisEnglish Name: Mindanao HornbillObserved in: PICOPLocal Status: EndemicObserved Timing: Jun-24 ミンダナオ固有種のサイチョウです。写真1枚目がオス、2枚目がメスになります。PICOPでの探鳥中、他のサイチョウも見かけましたが、木々に覆われた狭い上空を通り過ぎていくので目視するのがやっとでした。

Ptilinopus occipitalis – ホオアカヒメアオバト

Ptilinopus occipitalis – ホオアカヒメアオバト

Scientific Name: Ptilinopus occipitalisEnglish Name: Yellow-breasted Fruit-DoveObserved in: PICOPLocal Status: EndemicObserved Timing: Jun-24 フィリピン国内では最も一般的なPtilinopus属の鳥です。Fruit-doveはどの種も独特のカラーリングが楽しく、暑さで疲れ果てていても、一気にテンションを高めてくれます。

Phapitreron leucotis – テリアオバト

Phapitreron leucotis – テリアオバト

Scientific Name: Phapitreron leucotisEnglish Name: White-eared Brown-DoveObserved in: PICOP, Davao CityLocal Status: EndemicObserved Timing: Jun-24 良く似た種にオオテリアオバト Phapitreron amethystinus (Amethyst Brown-Dove)がおり、こちらはより体調が大きく、より太いクチバシを持っています。写真の2枚目は、そのクチバシの特徴から、もしかしたらamethystinusかもしれません。

Rhabdornis mystacalis – キバシリモドキ

Rhabdornis mystacalis – キバシリモドキ

Scientific Name: Rhabdornis mystacalisEnglish Name: Stripe-sided RhabdornisObserved in: PICOPLocal Status: EndemicObserved Timing: Jun-24 キバシリモドキ属 (Rhabdornis) はフィリピン固有であり渡りをしません。ムクドリ科 Sturnidae に属しますが、他の当科の種とは異なった見た目をしています。当種キバシリモドキは当属4種をうちの1種であり、フィリピン全域に生息します。 なお、ミンダナオにはムジキバシリモドキ (Rhabdornis inornatus, Stripe-breasted Rhabdornis) も生息していますが、inornatusは喉元まで模様が入っていることで当種mystacalisとの見分けがつきます。

バンジロウインコ

バンジロウインコ

Scientific Name: Bolbopsittacus lunulatusEnglish Name: GuaiaberoObserved in: PICOPLocal Status: EndemicObserved Timing: Jun-24 記録用として掲載します。一般種なので撮り直しの機会はあるでしょう。。バンジロウってなんなんですかね。英名はグァバを好んで食べる習性に由来しているようです。Bolbopsittacus属の唯一の種です。

Tachyspiza virgata – ミナミツミ

Tachyspiza virgata – ミナミツミ

Scientific Name: Tachyspiza virgataEnglish Name: BesraObserved in: PICOPLocal Status: EndemicObserved Timing: Jun-24 東洋区の全域で見られる種で、シンガポールでもごくまれに観察されています。猛禽類の生息範囲は一般的に広いので、固有種とはなりにくいと思いますが、それでもフィリピンには数種がおり、最も有名なのはフィリピンワシです。野生の個体を見てみたいものです。

Sarcops calvus – メガネムクドリ

Sarcops calvus – メガネムクドリ

Scientific Name: Sarcops calvusEnglish Name: ColetoObserved in: PICOPLocal Status: EndemicObserved Timing: Jun-24 肌色の頭部が面白く、独特の風貌をしています。背の高い木の上におり、なかなか下までは降りてきてくれませんでした。

Irena cyanogastra – スミレコノハドリ

Irena cyanogastra – スミレコノハドリ

Scientific Name: Irena cyanogastraEnglish Name: Philippine Fairy-bluebirdObserved in: PICOPLocal Status: EndemicObserved Timing: Jun-24 フィリピンに広く分布しますが個体数は少ないようです。遠くの木々の間を行き来するのは確認できるのですが、なかなか手ごわい相手です。青色が何とも美しい鳥です。ルリコノハドリとの違いについてはよくわかりませんが、オスはより明るく輝いた青色をしているようです。撮影した個体はメスであると思われます。

Terpsiphone cinnamomea – アカサンコウチョウ

Terpsiphone cinnamomea – アカサンコウチョウ

Scientific Name: Terpsiphone cinnamomeaEnglish Name: Rufous Paradise-FlycatcherObserved in: PICOPLocal Status: N/AObserved Timing: Jun-24 サンコウチョウであり、しかも赤いのです。存在を知った時から是非とも出会いたいと期待していた種です。PICOPでは数個体を確認することはできましたが、如何せん樹上の遠くにいるのでなかなか手ごわい相手でした。 フィリピンの準固有種で、国外ではインドネシアのごく一部に生息するのみです。

Rhipidura superciliaris – アオオウギビタキ

Rhipidura superciliaris – アオオウギビタキ

Scientific Name: Rhipidura superciliarisEnglish Name: Mindanao Blue-FantailObserved in: PICOPLocal Status: Endemic in MindanaoObserved Timing: Jun-24 青味がかった体色が特徴のオウギビタキで、ミンダナオの固有種です。写真は光がうまく当たっておらず、色がよくでていないですね。撮り直しの機会を伺います。

Hypsipetes everetti – キバラヒヨドリ

Hypsipetes everetti – キバラヒヨドリ

Scientific Name: Hypsipetes everettiEnglish Name: Yellowish BulbulObserved in: PICOPLocal Status: EndemicObserved Timing: Jun-24 Yellowishとはなんとも雑な名前を付けられたなと思います。腹部が全面黄色がかっていることでチャムネヒヨドリと区別ができます。Suluには同種ですが色のパターンが異なるものが分布しているようです。

Microtarsus urostictus – メガネヒヨドリ

Microtarsus urostictus – メガネヒヨドリ

Scientific Name: Microtarsus urostictusEnglish Name: Yellow-wattled BulbulObserved in: PICOPLocal Status: EndemicObserved Timing: Jun-24 トサカとメガネが特徴的です。早朝、草木の茂みの中から餌を啄みに姿を見せてくれました。フィリピン全土(パラワン島を除く)に分布します。

Dasycrotapha plateni – コビトモリチメドリ

Dasycrotapha plateni – コビトモリチメドリ

Scientific Name: Halcyon smyrnensisEnglish Name: Mindanao Pygmy-BabblerObserved in: PICOPLocal Status: Endemic in Mindanao (NT)Observed Timing: Jun-24 込み入った草木の暗がりを移動して回るので、撮影には大変苦労しました。準絶滅危惧種の貴重なミンダナオ固有種です。

Leptocoma sperata – ムネアカタイヨウチョウ

Leptocoma sperata – ムネアカタイヨウチョウ

Scientific Name: Leptocoma sperataEnglish Name: Purple-throated SunbirdObserved in: PICOPLocal Status: N/AObserved Timing: Jun-24 ど派手な見た目をしたタイヨウチョウです。固有種と思いきや固有種ではないのは、マレーシアのサバ州やインドネシアのカリマンタンでも見ることができるからですが、限定された地域のため、準固有種と言って差し支えないと思います。

Aethopyga pulcherrima – キムネタイヨウチョウ

Aethopyga pulcherrima – キムネタイヨウチョウ

Scientific Name: Aethopyga pulcherrimaEnglish Name: Metallic-winged SunbirdObserved in: PICOPLocal Status: EndemicObserved Timing: Jun-24 低地に生息する固有種のタイヨウチョウ。ギラギラに照り付ける太陽の下で、気力を振り絞って撮影しました(いや、振り絞れていないか。。)。

Zosterops japonicus – メジロ

Zosterops japonicus – メジロ

Scientific Name: Zosterops japonicusEnglish Name: Warbling White-eyeObserved in: ComValLocal Status: Common ResidentObserved Timing: Jun-24 メジロ科の同定は似た種が多すぎて難しいですが、当種はおそらくメジロでしょう。学名の通り日本で見られるあのお馴染みのメジロです。東南アジア各地はもちろん、海を越えてハワイにまで生息しているようです。フィリピンでも一般種で、比較的標高の高い地域で観察されます。

Dicaeum nigrilore – ハシナガハナドリ

Dicaeum nigrilore – ハシナガハナドリ

Scientific Name: Dicaeum nigriloreEnglish Name: Olive-capped FlowerpeckerObserved in: PICOPLocal Status: Endemic in MindanaoObserved Timing: Jun-24 ミンダナオの固有種で、高地に生息します。オリーブハナドリモドキ(Prionochilus olivaceus, Olieve-backed Flowerpecker, フィリピン固有種)と似ますが、当種は腹部に模様が入らないなど見分けは容易です。また、名前の通り、すらっと伸びたクチバシも当種の特徴です。

Dicaeum kampalili

Dicaeum kampalili

Scientific Name: Dicaeum kampaliliEnglish Name: Flame-crowned FlowerpeckerObserved in: ComValLocal Status: Endemic of MindanaoObserved Timing: Jun-24 ミンダナオの固有種で、赤い頭部が特徴のハナドリです。和名はありませんが、付けるならばアカボウシハナドリでしょうか。 以前は、ルソン島に生息するキボウシハナドリ、Yellow-crowned Flowerpecker (Dicaeum anthonyi) と同種とみなされていました。

Turdus nigrorum – ミンダナオツグミ

Turdus nigrorum – ミンダナオツグミ

Scientific Name: Turdus nigrorumEnglish Name: Mindanao Island-ThrushObserved in: ComValLocal Status: EndemicObserved Timing: Jun-24 1,000m以上の高地に生息する固有種のツグミです。雨上がりの道路わきの草むらで餌を啄むのに夢中だったのか、距離を詰めても全く動じない個体でした。国内では南北様々な地域で見られるようです。