Pitta steerii – ソライロヤイロチョウ

Pitta steerii – ソライロヤイロチョウ

Scientific Name: Pitta steeriiEnglish Name: Azure-breasted PittaObserved in: PICOPLocal Status: EndemicObserved Timing: Jun-24 今回の探鳥の最大の目的でした。ソライロヤイロチョウ。石灰岩の森に生息しており、体色はその影響を受けているのでしょうか。。他のヤイロチョウには見られない光り輝く水色をしています。素晴らしいです。出てきてくれた鳥たちとガイドに感謝するばかりです。

Pitta sordida – ズグロヤイロチョウ

Pitta sordida – ズグロヤイロチョウ

Scientific Name: Pitta sordidaEnglish Name: Hooded PittaObserved in: Tampines, Jurong WestLocal Status: Uncommon migrantObserved Timing: Dec-21, Jan-23 当地に赴任して間もない2021年の11月。Hindhede Nature Parkを訪れたその日、早朝から長蛇の列が公園口にできあがっていた。 パンデミックで入場制限でもかかっているのかと並んでみると、実はFairy Pittaを目的にBirderが大挙して押し寄せていたのであった。Pittaという鳥を認識したのはその時であった。 その後もJurong Lake GardenにBlue-winged Pittaが長らく目撃されているなどしていたが、どういうわけか機会を逃し続け、私にとって漸く初見のお目見えとなった当科が当種となったのである。 想像していたよりも一回り大きいが、ペンギンを彷彿とさせるフォルムや動きが卑怯なまでに愛らしい。東南アジアに数種が分布しており、そのどれもが選ばれしスターバード然とした美しい鳥だ。 It was November 2021, not long after I had relocated here. When I visited Hindhede Nature Park that day, I found a long line of people forming at the entrance early in the morning. Thinking it might be due to pandemic-related entry restrictions, I joined the queue—only to discover that a large crowd of birders had gathered for one reason: a Fairy Pitta. That was the moment I first became aware of a bird called a “pitta.” Since then, there had been long-running reports of a Blue-winged…

Pitta megarhyncha – マングローブヤイロチョウ

Pitta megarhyncha – マングローブヤイロチョウ

Scientific Name: Pitta megarhynchaEnglish Name: Mangrove PittaObserved in: Pulau UbinLocal Status: Uncommon residentObserved Timing: May-25 シンガポールに住んでいるうちに観察をしておきたい鳥の1つが当種でした。マングローブを散策するたびに当種がいないものかと淡い期待をしてみましたが、2025年までなんの音沙汰もありません。 どうしたものかと入念な下調べをしてみると、当種の観察が期待できるのはシンガポール国内では、もはやPulau Ubinのみであり、その中の特定の場所で見られていることがわかりました。 そうして場所に向かってみると、激しく鳴き交わしている声が聞こえ、やがて姿を現してくれたのです。よく似たミナミヤイロチョウに比べて、顕著に大きなクチバシが特徴です。 One of the birds I hoped to see while living in Singapore was this species. Every time I explored mangrove areas, I held a faint hope of spotting it—but up until 2025, there hadn’t been a single sign. Wondering what more I could do, I finally conducted some thorough research. It turned out that within Singapore, the only remaining place where sightings are still possible is Pulau Ubin—and even there, only in very specific locations. When I finally visited the site, I heard loud, excited calls echoing through the trees—and before long, the bird revealed…

Pitta moluccensis – ミナミヤイロチョウ

Pitta moluccensis – ミナミヤイロチョウ

Scientific Name: Pitta moluccensisEnglish Name: Blue-winged PittaObserved in: Bedok Reservoir, Punggol ParkLocal Status: Uncommon MigrantObserved Timing: Jan-23, Nov-24 何を好んでHDBに現れるのだろう。自身の人気ぶりを理解して餌付けされにでも来てるんじゃないだろうかと勘繰ってしまいたくなる。自然を相手に撮影する醍醐味は一期一会のその瞬間であり、偶然性は重要な要素である。そして、自然への関心や技術の修練を通して切り取れる瞬間は多様なものになっていく、つまり確率ゲームだけではなくなっていく、その過程こそが楽しい。というのをわざわざ書いたのは、当個体が餌付けされていたからである。この美しい鳥に出会えたこと自体は素晴らしい体験であったことは間違いないのだけど、なんとも複雑な気持ちにもなる。 (追記)その後、毎年のように目撃例があるミナミヤイロチョウですが、2024年は公園の一角、フェンスで囲まれたドッグランエリアの植え込みに現れました。ズングリしているイメージですが、背を伸ばすと意外にスレンダーですね。 Why does it choose to show up around HDB estates, of all places? You can’t help but wonder if it somehow knows about its popularity and is showing up just to be fed. The true joy of photographing wildlife lies in those once-in-a-lifetime moments—the element of luck and chance is essential. But through developing a deeper understanding of nature and honing one’s technique, those “chances” gradually become more diverse and accessible. It stops being just a game of luck, and that whole process is what makes birding so rewarding. I bring this up because…

Erythropitta celebensis – スラウェシヤイロチョウ

Erythropitta celebensis – スラウェシヤイロチョウ

Scientific Name: Erythropitta celebensisEnglish Name: Sulawesi PittaObserved in: Tangkoko AreaObserved Timing: Mar-23 いままでの野鳥観察の中で一番印象に残っていて、この先もこの出会いを超えるものはなかなかないだろうなと思っています。1つの理由は、この希少で美しい鳥に会えたということ。ガイドが最近になって見つけたという、秘密の場所にハイドを構え、待ち続けた末に目の前に現れていた感動は忘れることはできません。緑色の上着と赤いパンツを穿いているかのようなこの鳥が、きょろきょろと周囲を見回し、お腹を膨らませたり凹ませたりしているのは、可愛いを通り越して可愛いです。そしてもう一つの理由は、2日間に渡って観察を続ける中で、大量の虫刺されを食らったのが、まさにこのPittaのためにハイドで待機している間だったろう、ということです。その後、発狂するくらいに辛い思いをすることになりましたが、それもこれもこの出会いのためと考えると、報われる気持ちがありますし、出会えた価値をさらに高めてくれるものとして、いまではいい想い出です。が、、2度と同じ轍は踏まないよう、虫刺され対策を厳重にするいい教訓を得ました。

Pitta brachyura – インドヤイロチョウ

Pitta brachyura – インドヤイロチョウ

Scientific Name: Pitta brachyuraEnglish Name: Indian PittaObserved in: KiltugaLocal Status: MigrantObserved Timing: Feb-24 2月は渡りの季節だからMigrantも見れていい季節だよ、なんてことをガイド会社のと事前のやり取りで聞いてから、あわよくば、、、と憧れていたのはもちろんインドヤイロチョウ。しかし期待は全くしていませんでした。というのも、今回の日程は4日でスリランカの主要探鳥地を回るという強行軍。Pittaのためにじっくりと待つなんてことは不可能なのです。しかし2日目、Kiltugaのポイントについた瞬間、ガイドがセイロンジツグミがいるね、、と、早速素晴らしいヒットをかました次の瞬間、、、ん、、ピッターもいるね。とにわかに信じられない言葉を発したわけです。こんなフォルムの鳥ですが、ヒマラヤの方から遠距離を渡ってスリランカに越冬しに来ます。