Scientific Name: Icthyophaga ichthyaetusEnglish Name: Gray-headed Fish-EagleObserved in: Pasir Ris ParkLocal Status: Common residentObserved Timing: Nov-24 高い確率で特定の場所に現れる種が、当地では様々ありますが、当種もまたそれに該当します。しかしながら、どういうわけか、まだ該当の場所には足を運んだことがなく、長らく機会を逃してきました。そして移住後、3年がたったある日、Tampines Eco GreenからPasir Ris Parkに向かう道中にチャンスが訪れたのです。

Aviceda jerdoni – チャイロカッコウハヤブサ
Scientific Name: Aviceda jerdoniEnglish Name: Jerdon’s BazaObserved in: Coney IslandLocal Status: Uncommon migrantObserved Timing: Nov-24 毎年渡りの季節になるとConey Islandに現れていますが、同じくカッコウハヤブサ (Aviceda) に属するクロカッコウハヤブサ (Aviceda leuphotes)よりも当地では希少です。なんといっても特徴的なのは、立ち上がった冠であり、気品のある美しさ、強さを感じます。 東洋区に広く分布し、クロカッコウハヤブサと凡そ生息地は同じようです。英名のJerdonはインドに駐在した医師であり、動物学者のThomas C. Jerdonです、当種のほかにもいくつかの鳥類のその名が冠されています。

Aviceda leuphotes – クロカッコウハヤブサ
Scientific Name: Aviceda leuphotesEnglish Name: Black BazaObserved in: Pasir Ris ParkLocal Status: Common migrantObserved Timing: Dec-22 タテガミがいかした鳥、クロカッコウハヤブサです。渡りの時期にシンガポールでちらほら目撃されます。タイでは当種の大群が渡るのを見れるポイントがあるようです。 写真はPasir Ris Parkのマングローブエリアにほど近い展望台から撮影したもので、100mくらい離れていたかもしれません。2024年にはBidadari Parkに出現し、至近からの観察ができたこともあったようです。

Accipiter gularis – ツミ
Scientific Name: Accipiter gularisEnglish Name: Japanese SparrowhawkObserved in: Coney IslandLocal Status: Common migrantObserved Timing: Nov-24 歩き疲れて一息ついていたその時、背後にフワッと舞い降りたのは当種ツミでした。日本では夏鳥として全国各地で見られ、冬の間はシンガポールを含む東南アジアで過ごします。

Accipiter soloensis – アカハラダカ
Scientific Name: Accipiter soloensisEnglish Name: Chinese SparrowhawkObserved in: Coney IslandLocal Status: Common migrantObserved Timing: Nov-24 チャイロカッコウハヤブサを目的としてConey Islandに行った際に、見かけることができました。タカ科としては小さく、ひらひらと樹幹を飛び回ります。同日にはツミ(Japanese Sparrowhawk)も見かけ、シンガポールで期待できるSparrowhawkを2種とも観察する幸運に恵まれました。

Ploceus philippinus – キムネコウヨウジャク
Scientific Name: Halcyon smyrnensisEnglish Name: Baya WeaverObserved in: Coney IslandLocal Status: Uncommon residentObserved Timing: Nov-24 当地で観察した他2種のハタオリドリ科の鳥たちは外来種ですが、当種は東南アジアを含む東洋区に分布する在来種です。他の当科の種と同じく、Lorong HaulsやKranj Marshなどの湿地となっている環境を好み、巨大な巣を作って生息しています。捕食者から巣を遠ざける意図があるようです。 写真はメスですが、オスにはまだ出会っていません。恐らく近くにいるはずですので、ちゃんと探してみたいと思います。

Cacomantis sepulcralis – チャムネヒメカッコウ
Scientific Name: Cacomantis sepulcralisEnglish Name: Sunda Brush CuckooObserved in: Jurong Lake GardenLocal Status: Uncommon residentObserved Timing: Nov-24 Jurong Lake Gardenはカッコウにとっては絶好の餌場であり、時期になると樹上の毛虫を啄みに、様々なカッコウ科の種がやってきます。2024年には新たに3種に出会うことができ、そのうちの1種が当種チャムネヒメカッコウです。英名にある通り、スンダランドに該当する地域を主な生息域としています。よく似たヒメカッコウとは、胸部全体が茶色で覆われていることで区別が可能です。

Cinnyris jugularis – キバラタイヨウチョウ
Scientific Name: Cinnyris jugularisEnglish Name: Olive-backed SunbirdObserved in: Dairy Farm Nature ParkObserved Timing: Nov-21

Ixobrychus sinensis – ヨシゴイ
Scientific Name: Ixobrychus sinensisEnglish Name: Yellow BitternObserved in: Jurong Lake Garden, Bishan Ang Mo Kio ParkLocal Status: Common ResidentObserved Timing: Jan-22, Feb-22, Nov-24

Bucula bicolor – ソデグロバト
Singapore Scientific Name: Bucula bicolorEnglish Name: Pied Imperial PigeonObserved in: Jurong Lake GardenLocal Status: Uncommon ResidentObserved Timing: Jan-22, Sep-24 Jurong Lake GardenやWest Coastあたりの、シンガポール南西部で見かけることが多い種です。しばしば群れで樹上にいる様子を見ます。 Indonesia Observed in: Sorong, Kri IslandObserved Timing: Mar-24, Mar-25 数十羽の群れで海峡を渡っていくソデグロバトです。写真(1枚目)は西パプアの玄関口Sorongにほど近い場所で撮影したものですので、もしかしたら、パプアソデグロバト(Ducula spilorrhoa、英名Torresian Imperial Pigeon)かもしれません。 その他、Raja Ampat(写真2枚目)や、スラウェシ島のでも見かけることがありました。ウォレス線を跨いでパプアに至るまでの東南アジア一帯に分布します。

Cacatua goffiniana – シロビタイムジオウム
Scientific Name: Cacatua goffinianaEnglish Name: Tanimbar CorellaObserved in: Jurong Lake Garden, Changi Beach ParkObserved Timing: Jan-22, Mar-25 南から一通りの探鳥を終えて日も傾きだした頃、カラスに追い立てられる白い鳥がいた。追い立てられて逃げついた先でも興奮状態にあり、ひたすら鳴いていた。ささっと撮影して退散。 (追記)Pulau Ubinに行くために久しぶりにChangi Beach Parkを訪れてみると、当種が10羽ほど駐車場の木々に群れているのを見た。中には街灯の上で泣き散らしている個体もおり、都市に馴染んて生活しているよう。

Hierococcyx nisicolor – ジュウイチ
Scientific Name: Hierococcyx nisicolorEnglish Name: Hodgson’s Hawk-CuckooObserved in: Jurong Lake GardenLocal Status: Uncommon migrantObserved Timing: Nov-24 日本で見られるジュウイチ(Hierococcyx hyperythrus)とは異なる種ですが、和名は同じくジュウイチとされているようです。また、当種はもともとPhilippine hawk-cuckoo (Hierococcyx pectoralis)やMalaysian hawk-cuckoo(Hierococcyx fugax)と同じ種だとみなされていたものが、別種と記載されたようです。ジュウイチ属はどれも非常に似通っていて同定の難易度は高いです。 英名のHodgsonとは、Brian Houghton Hodgsonであり、1800年代にインド・ネパールの歴史自然民族学的記録を残したイギリスの外交官です。夏の期間をネパールなどの山岳地帯で過ごす当種にふさわしい命名ですね。

Agropsar sturninus – シベリアムクドリ
Scientific Name: Agropsar sturninusEnglish Name: Daurian starlingObserved in: Jurong Lake GardenLocal Status: Common migrantObserved Timing: Jan-22, Sep-24 渡りのシーズンに北東アジアから移動してきます。個体数はそれほど多いわけではありませんが、観察するのはさほど難しいわけではないように思います。ムクドリに対する思い入れが薄く、あまりいい写真が撮れていませんが、光沢のある羽は実は美しく、撮り直しをしたい種です。Purple-backed Stalingと呼ばれることもあります。

Terpsiphone incei – アムールサンコウチョウ
Scientific Name: Terpsiphone inceiEnglish Name: Amur Paradise FlycatcherObserved in: Singapore Botanic GardenLocal Status: Common migrantObserved Timing: Oct-24

Terpsiphone affinis – ブライスサンコウチョウ
Scientific Name: Terpsiphone affinisEnglish Name: Blyth’s Paradise FlycatcherObserved in: Bidadari Park, Bishan Ang Mo Kio ParkLocal Status: Uncommon migrant and rear visitorObserved Timing: Sep-24, Oct-24 2021年にシンガポールに移住して以来、何度か姿を確認しはしていましたが、ようやくまともな観察ができました。全体として2024年のシーズンはサンコウチョウが島内で多く見られていたように思います。割と背のある樹木の、どちらかというと日に当たっておらず、影になっている部分で見かけます。 同じくシンガポールに飛来するAmur Paradise Flycatcherと大変良く似ており、同種とは胸の部分の色の入り方が微妙に違うようです。分類には自信がありませんので、同定ミスしているかもしれません。 Since moving to Singapore in 2021, I had spotted this species a few times, but I finally managed a proper observation. Overall, it feels like 2024 has been a particularly good season for seeing Paradise Flycatchers across the island. They tend to appear around taller trees, often in areas that are shadier and less exposed to direct sunlight. They closely resemble the Amur Paradise Flycatcher, which also migrates to Singapore. The two species are subtly different, with slight variations in the coloring around the chest…

Leptoptilos javanicus – コハゲコウ
Scientific Name: Leptoptilos javanicusEnglish Name: Lesser AdjutantObserved in: Sungai Buloh Wetland ReserveLocal Status: Uncommon residentObserved Timing: Feb-25 醜い鳥との不名誉なレッテルを張られている当種でありますが、生息数は減少傾向にありNT(Near Threatened)に分類されてしまっています。Sungai Buloh上空でコウノトリが飛び交っていたので、インドトキコウかシロトキコウのどちらかだろうと思ってカメラを一応向けたところ、当種でした。地上に降りたところにもぜひ出会いたいものです。 ちなみに2024~25年にかけては、シロスキハシコウも島内で数多く確認されていました。

Pycnonotus jocosus – コウラウン
Scientific Name: Pycnonotus jocosusEnglish Name: Red-whiskered BulbulObserved in: Singapore Botanic Garden, Coney IslandLocal Status: Uncommon introduced residentObserved Timing: Dec-22, Nov-24 忘れもしない2022年のクリスマス。野鳥観察にでかけるもイマイチ成果に満足できず、帰りがけのダメ押しにSingapore Botanic Gardenに寄ることにした。しかし公園に近づくにつれ、なんだか嫌な感じがする。異変が空気を伝わってくる。そこには普段の穏やか風景はなく、そこかしこでシートを広げて下品で騒々しい宴会に興じている人だかりが出来上がっていた。巨大なレンズを人混みから守りつつ、立ち止まっては、遠くの木をめがけてそれを構える。とても場違いな感じがして、気恥ずかしかった。そんな中で、50m程度先の木の先端付近に、ふらっと現れたのが当種。元々ペットとして導入されたのが野生化した、というお決まりの(?)パターンで繁殖している。個体数はさほど多くなく。現時点では、このクリスマスの1回きり。もう少し近くで観察をしてみたい。 (追記)早朝、探鳥に出かけるためにアパートのロータリーでタクシーを待っていたところ、当種が目の前の樹上で囀っているのを目撃しました。どうやら調べてみると、こうして時折住宅街にでてくることは珍しくはないようです。その後も、何度か家の周囲で見かけることがありました。 そして、ついにまともな写真が撮れたのが2024年のConey Islandです。茂みの中を2羽で行き交っていたところを撮影することができました。可愛いです。 It’s an unforgettable Christmas 2022. I went out for birding, but it had not been satisfied one yet. So I decided to try Singapore Botanic Garden before going back to my home. It might have been wrong choice because the place was crazy crowded with the people celebrating the day.In such a situation, I carried around a huge lens as very like a stranger. I felt so out of place and embarrassed.However, this species appeared on the tip of a tree about 50m away. Originally introduced as pets.…

Corvus splendens – イエガラス
Scientific Name: Corvus splendensEnglish Name: House CrowObserved in: Sungei Buloh Wetland Reserve and anywhereLocal Status: Very common introduced residentObserved Timing: Anytime カラスです。当地ではよく見かけますが、シンガポールの在来種ではありません。どうせならば格好よく撮ってあげたいと思い、御覧の通り撮影しました。いかがでしょうか。

Halcyon smyrnensis – アオショウビン
Scientific Name: Halcyon smyrnensisEnglish Name: White-throated KingfisherObserved in: Coney Island, Bishan Ang Mo Kio Park etc.Local Status: Common residentObserved Timing: Anytime 青く輝く当種はナンヨウショウビンに続いて観察機会の多いカワセミです。公園はもちろん、街中でも姿をみることができます。ナンヨウショウビンよりも鳴き声は若干控えめです。 ところで、このアオショウビンの亜種にチャムネショウビンという種がおり、胸の白い部分がほとんど茶色をしています。ミンダナオ島で目撃はしたのですが、残念ながら写真に収めることはできませんでした。

Halcyon coromanda – アカショウビン
Japan Scientific Name: Halcyon coromandaEnglish Name: Ruddy KingfisherObserved in: Ishigaki, JapanObserved Timing: May-22 石垣島で撮影した亜種のリュウキュウアカショウビンです。特徴的な鳴き声をしているので、存在に気づくことは容易ですが、姿を確認するには少しの努力が要ります。八重山地方にはダイビングのために何度も足を運んできましたが、きちんと装備を整えて撮影に臨みました。日本には夏鳥として渡来し、5月から10月ごろまで観察が可能なようです。 Singapore Observed in: Bidadari ParkObserved Timing: Dec-24 シンガポールでも機会は少ないですが、アカショウビンを観察することは可能です。日本などの北東アジアで夏を過ごした個体が東南アジアに亘ってくる秋、そして北に帰る春先が観察のタイミングとなります。通常、シンガポールは通過点となるので、長くは留まりませんが、この個体は冬の間をずっとシンガポールで過ごすことに決めたようです。 Indonesia Observed in: Tangkoko Nature ReserveObserved Timing: Mar-23 タンココでの探鳥の最終日、セレベスカワセミを観察した帰り道で撮影したものです。これからまた北に渡っていきます。

Mindanao (June-24)
Gems hanging by a thread While researching birding destinations in Southeast Asia, I came across one country that stood out with an exceptional number of endemic species: the Philippines. With over 200 endemic bird species, the archipelago’s north-south expanse and island-by-island diversity provide a wide range of habitats, each home to its own unique birds. Among all the birding spots in the Philippines, the area with the most impressive diversity is the forest region of PICOP in the southernmost island of Mindanao. PICOP stands for Paper Industries Corporation of the Philippines—it was once a company-owned forest used for industrial purposes. The company has since gone bankrupt, and the area is…

Phaenicophaeus sumatranus – チャバラクロバンケンモドキ
Scientific Name: Phaenicophaeus sumatranusEnglish Name: Chestnut-bellied MalkohaObserved in: Bukit Timah AreaLocal Status: Uncommon ResidentObserved Timing: Oct-24 シンガポールで初観察となったMalkohaです。他のカッコウ科の鳥たちとは明確に異なる色合いが、目を引きます。Malaysiaで観察していたクロバンケンモドキと良く似ていますが、当種は腹のあたりが茶色いことで別種となります。スマトラやボルネオを含む東南アジア一帯で広く見られ、Singaporeで唯一観察が期待できるMalkohaでもあります。

Phylloscopus borealis – メボソムシクイ
Scientific Name: Phylloscopus borealisEnglish Name: Arctic WarblerObserved in: AnywhereLocal Status: Very Common MigrantObserved Timing: Dec-21, Feb-22, Dec-22, Oct-24

Anarhynchus atrifrons – メダイチドリ
Scientific Name: Anarhynchus atrifronsEnglish Name: Tibetan Sand PloverObserved in: Marina DriveLocal Status: Common MigrantObserved Timing: Oct-24 恐らく写真はすべてメダイチドリだと思うのですが、同じ時期に姿を現していたオオメダイチドリも紛れているかもしれません。シギチの見分けは本当に難しい。。。

Cisticola juncidis – セッカ
Scientific Name: Cisticola juncidisEnglish Name: Zitting CisticolaObserved in: Marina DriveLocal Status: Common ResidentObserved Timing: Oct-24 草むらに短く冴えわたる声が響く。臆病でなかなか近づくのが難しい鳥です。

Dicaeum cruentatum – セアカハナドリ
Scientific Name: Dicaeum cruentatumEnglish Name: Scarlet-backed flowerpeckerObserved in: Dairy Firm Nature Park, Singapore Botanic GardenLocal Status: Very Common ResidentObserved Timing: Apr-22, Oct-24 家の庭先にも出るくらいに確かに”Very Common”なハナドリではあるのですが、なかなかにいい写真が撮れていない。大きめの高い声で鳴きながら、羽ばたいていく光景を良く見ます。

Tanysiptera galatea – ラケットカワセミ
Scientific Name: Tanysiptera galateaEnglish Name: Common Paradise-KingfisherObserved in: Kri IslandObserved Timing: Mar-24 Paradiseを名に持つ鳥と言えば、極楽鳥(Bird of Paradise)が代表格で、他にもサンコウチョウ(Paradice Flycatcher)が知られたところかと思いますが、なんとカワセミの仲間にも該当種がいるのです。当種を筆頭としたラケットカワセミ属は主にインドネシア・ニューギニアの島々に分布し、その長い尾をひらめかせながら樹間を移動します。暗い森の中でも目立つ青色ですが、日に当たることでそれは一層輝きます。Paradiseの名に相応しい風貌です。一度生息環境を理解すれば、探しだすことはさほど困難ではありません。いつまででも眺めていたい鳥です。

Melidora macrorrhina – カギハシショウビン
Scientific Name: Melidora macrorrhinaEnglish Name: Hook-billed KingfisherObserved in: Kri IslandObserved Timing: Mar-24 カワセミの鳥たちの魅力はアンバランスなほどに大きな嘴であると思いますが、当種のそれは鍵状に曲がった特徴を持っています。森の奥に生息し観察はなかなか容易ではありません。アカミノフウチョウの観察が空振りすることが濃厚になってきた日の出から1時間後、諦めてハイドからでたときに遠くの木に止まっていました。当地域で比較的よく見られるワライカワセミの一種であるかと思いましたが、よくよく調べて見ると当種カギハシショウビンであることがわかりました。アオヒゲショウビンによく似ています。

Todiramphus saurophagus – シロガシラショウビン
Scientific Name: Todiramphus saurophagusEnglish Name: Beach KingfisherObserved in: Waigeo IslandObserved Timing: Mar-24

Rhyticeros plicatus – パプアシワコブサイチョウ
Scientific Name: Rhyticeros plicatusEnglish Name: Blyth’s HornbillObserved in: Waigeo IslandObserved Timing: Mar-24

Paradisaea rubra – ベニフウチョウ
Scientific Name: Paradisaea rubraEnglish Name: Red bird-of-paradiseObserved in: Waigeo IslandObserved Timing: Mar-24 極楽鳥をまさかこの目で見れる日が来るなんて!当種はアカフウチョウといい、小高い丘に建つ樹高の高い木の上で羽を広げて求愛することで知られています。私たちの観察位置からはちょうど木々にブロックされてしまい、全容を窺うことはできませんでした。しかし、なによりも野鳥の世界に足を踏み入れるよりも前から、ドキュメンタリーなどの映像で当科の鳥たちを見るにつれ、なんて奇抜で美しい生物が世界にはいるのだろうと、募りつづけた想いが果たされたのです。出会えたことがとても嬉しかったです。一方で、今回はダイビングの片手間ということで、観察の機会を得ることができたのですが、満足のいく写真は撮れていません。また、当種とは別のアカミノフウチョウ(Diphyllodes respublica)の撮影にも2度挑戦しましたが、現れてはくれませんでした。そうした経験から、必ずや万全の態勢でパプアの探鳥にフルコミットする機会を作らんと、固く決心するに至っています。今までは、パプアという地理的なハードルの高さや、インフラの整わない辺境の地での探鳥というハードさから、尻込みしていましたが、もう吹っ切れました。 The day finally came! I saw a bird of paradise with my own eyes!! This particular species is known as the Red Bird-of-paradise, and it is famous for displaying its wings to court from the top of a tall tree. Unfortunately, our view was blocked by other trees, and we couldn’t see the full display.However, more than anything, my long-standing fascination with these extraordinary and beautiful creatures, which began even before I stepped into the world of birdwatching through documentaries and videos, has finally been fulfilled. I was truly delighted to have encountered one.I seized the opportunity for observation…

Scythrops novaehollandiae – オオオニカッコウ
Scientific Name: Scythrops novaehollandiaeEnglish Name: Channel-billed CuckooObserved in: Kri IslandObserved Timing: Mar-24 宿泊していたダイビングリゾートに連なる村の一角で下草を焼き払い土地の整備をしていた。煙が立ち込め熱気が押し寄せる広場の片隅にいたのが、この個体。幼鳥です。自然に手が入る過程で巣から落ちたのでしょうか。親鳥の気配はありませんでした。心配になって翌日にも様子を伺いに行きましたが、もうそこにはいませんでした。無事どこかに住処を見つけたのであればよいのだけれど。。

Ptilinopus magnificus – ワープーアオバト
Scientific Name: Ptilinopus magnificusEnglish Name: Wompoo Fruit DoveObserved in: WaigeoObserved Timing: Mar-24 アカミノフウチョウを見るべく午前4時に起床し、暗闇の中1時間弱の山歩きをしましたが、残念ながら成果なく、失意の中下山する途中で見かけました。Fruit Doveの仲間たちはどれも奇抜で美しい色の取り合わせをしていますが、不思議と森の中に入ってしまえば、思ったほどには目立たないのです。なお、Wompooは当種の鳴き声を表すことのみに用いられる特有の擬音語です。

Eclectus roratus – オオハナインコ
Scientific Name: Eclectus roratusEnglish Name: Moluccan eclectusObserved in: Kri IslandObserved Timing: Mar-24 遥か遠くの樹の上に緑色のインコを確認したのも束の間、赤色の個体も合流した。なんとこの大きく異なる色を持つ2つの個体は同種であり、緑がオス、赤がメスということです。

Eos squamata – コムラサキインコ
Scientific Name: Eos squamataEnglish Name: Violet-necked LoryObserved in: Kri IslandObserved Timing: Mar-24 宿泊していたリゾートの周りでよく見られた深紅のインコです。緑の中に入っても一際輝いています。インドネシアの固有種であり、パプア諸島やモルッカ諸島周辺に生息しているようです。

Myiagra alecto – テリヒラハシ
Scientific Name: Myiagra alectoEnglish Name: Shining FlycatcherObserved in: Kri IslandObserved Timing: Mar-24 ダイビングの休憩中にカメラを片手にぶらぶらしていると、変わった姿の黒い鳥が鳴いていました。カササギヒタキ科のテリヒラハシのオスです。数日後同じエリアに行くと、美しい白い胴体と茶色の羽をもった鳥が目の前を行き来しているのを目撃しました。なかなか留まってはくれず、しばらくおちょくられていましたが、ついに姿を捕らえたのが2枚目です。似ても似つかない配色ですが、同種のメスとなります。

Microptilotis analogus – ミドリキミミミツスイ
Scientific Name: Microptilotis analogusEnglish Name: Mimic HoneyeaterObserved in: Kri IslandObserved Timing: Mar-24

Cracticus cassicus – ズグロモズガラス
Scientific Name: Cracticus cassicusEnglish Name: Hooded ButcherbirdObserved in: Kri IslandObserved Timing: Mar-24

Gallus varius – アオエリヤケイ
Scientific Name: Gallus variusEnglish Name: Green JunglefowlObserved in: Komodo IslandObserved Timing: Jul-23 コモドドラゴンの集まる広場の隅で地面をつついていました。シンガポールで見られるセイロンヤケイよりもより控えめで奥深い色合いをしています。世界にはヤケイ属が全4種いるようで、残すは見逃してしまったスリランカのセイロンヤケイと、インドのハイイロヤケイです。

Geopelia maugeus – スンダチョウショウバト
Scientific Name: Geopelia maugeusEnglish Name: Barred DoveObserved in: Komodo IslandObserved Timing: Jul-23